Google依存

この2ヶ月ほどの間に、意図的にGoogleへの依存を強めている。

まず、メーラーをGmailに一本化した。意外と見過ごしていたんだが、Gmailでは、その他のSMTPサーバーやPOPサーバーのアドレスを追加できるようになってたんだねえ。おかげで、現在持っているすべてのメールアドレスをGmailで一括チェックできるようになった。

続いて、企画書など主なドキュメント類をGoogleドキュメントに移行した。まだ、単行本の原稿はさすがに完全に移行はできてない(書籍ほどの分量になると、動作が重たくてかなりつらい)が、そう長くないドキュメント類はほぼこれで作成するようにしている。また書籍原稿も、執筆後、バックアップとしてアップロードしている。

写真もPicasaにアップロードして整理した。そして、その他の重要なファイル類は、Gmailのディレクトリをネットハードディスクとして使い、バックアップを取ることにした。

そして現在、WebサイトのGoogleサイトへの移行を行っている。といっても、コンテンツをぐっと減らして、書籍や執筆記事のサポートページだけしか当面は置かないつもりだ。なので、とりあえずごく単純な仮サイトはできた。

なぜ、Google依存を高めているのか? というと、まぁそっち方面の仕事が増えつつあるということもあるんだけど、「Googleに依存したコンピューティングを突き詰めたらどうなるか」に興味があるからだ。本当に問題はないのか。何がまずいのか。それは、実際に使ってみないとわからない。

実際問題として、メールのみならず、自分の書いた原稿などがすべてGoogleに手渡されるという状況には、どことはなしに不安がある。現実問題として、データが流出するとか転用されるといったことはないんだけど、「獏とした不安」というのは、これはしょうがない。まだ「自分のすべてを一企業にゆだねる」ことに慣れていないのだから。

ただ、現実問題として、例えば自分の経済状態などは銀行とカード会社にほぼゆだねられているわけだし、それがIT企業であるから問題である、というわけでもないだろう。また実際にITを推進する側の人間として、「ITへの不安」はいち早く体験しておくべきだ。

というわけで、現在、業務の3~4割ぐらいは、Google化したところだ。あとは、androidをどうするかだな。つなぎっぱなしはけっこう高くつくんだよなぁ。

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