集中してる?
しばらく前からBUZZってるが、どうも最近、「自分はBUZZに向かないんじゃないか?」と感じるようになってきた。これは、まぁ普段、僕が一日中パソコンに張り付いている生活をしているから、ということもあるだろう。つぶやきは、あちこち飛び回ってる人間、パソコンよりケータイの人間に向いたもののように思うからね。
ただ、それだけでなくて、根本的な部分での「相性」みたいなものがあるな、ということを最近感じるのだ。
BUZZやらtwitterやらといったものは、リアルタイムな「つぶやき」をするものだ。自分が今まで書いたものを見ると、それは「つぶやき」ではないことに気づく。短くとも、なんていうか「まとまった文章」にしようという意図が感じられるのだ。これはつまり、わざわざ「つぶやき」の時間をとって執筆してる、という感じになっているわけだな。「つぶやき」に、「さて、今からちょっとつぶやいてみるか」なんて感覚はありえない。
まだ習慣になっていないから、というのは確かにある。ただ、習慣云々というより、そもそも「何かを集中してやっているときに、それ以外のことに意識を向けるのが猛烈に嫌だ」ということのほうが大きい気がする。――例えば、何かの原稿を書いているとしよう。コードをあれこれ試しては動作を確認し、全体が見えてくる。こういう試行錯誤を繰り返していくわけだが、その最中に、「なるほど、そうか! これ、つぶやいておこう」と考えられるか?というと、どうやら自分にはまず無理だ。
何かに集中して取り組んでいる時、それ以外のことはすべて「飛んで」いる。意識の中から消えている。調子が出てきた時ってのは、これはもうその時間を途中で中断すること自体が猛烈に難しくなる。トイレにすらいきたくない。そんな中、わざわざGmailに切り替えて「つぶやき」を書く、ということができるものか。たとえ10秒でもそんな無駄なことはしたくない。そういう気分になる。
どうやら自分は、典型的な「シングルタスク」人間らしい。何か1つのことに本格的に取り組むとそれ以外のことはまったく意識から抜けてしまう。そういう人間にとって、「何かをしながら、同時にBUZZる」ということは不可能に近い。「つぶやき」は、マルチタスクな人間でないと難しいのだ。
というわけで、「つぶやき」は、ちょっとあきらめた。僕の場合、BUZZは「つぶやき」ではなく「備忘録」とするしかなさそうだ。つまりは、気楽につぶやくのでなく、「これは忘れないように書いておこう」というときに意識的にメモる、そういう感覚だな。ま、BUZZは文字数制限もないし、twitterほど「つぶやき」度は高くないから、いっか。