夏は過ぎぬ

9月も下旬になった。どうやら、「夏は過ぎた」といっていいようだ。

この夏の始まりに、僕はブログでこう宣言した。「この夏、我が家は、エアコン1台だけで乗り切る!」と。そして、夏が終わった。結果はいかなるものであったか?

辛勝。

……といったところだろうか。
とりあえず、エアコン1台でなんとか夏は乗り切れた。そして、どうやら2台目のエアコンは不要だろうこともわかった。我が家の、このログハウスという建物は、どうやら「空気がきちんと循環しさえすれば」全体に対してかなり貧弱なエアコン1台だけで十分夏を乗り切れるだけの性能を持っているようだ。

ただし、前半はかなり苦しかった。1台のエアコンはリビングの吹き抜け上部に取り付けてあり、2階の床に向かって冷気が進むように考えていたのだが……いかんせん、風量が足りない。1~2階あわせて、下手をすると50帖はあるんでないかというつながった大空間。せいぜい15帖程度までしか考えてないエアコン1台ではとても空気が回りきらない。どうしても熱気は上に上がり、「1階は寒い、2階は暑い」という状態になってしまうのだった。

が! そこで登場したのが「扇風機」である。アマゾンで格安で買ったオールステンレス製の扇風機。だがしかし、これが「めちゃめちゃ強力」で、実用に使えないことがわかってしまった。何しろ、最弱の状態で「ずごごごごごお!」とものすごい勢いで風を送りつけるのだ。とても「風呂上りに、そよそよと冷風を感じて涼む」なんて使い方はできない。

この「強力すぎる扇風機」を、エアコンの斜め上に位置する仕事場の端に設置し、エアコンに合わせて風を送ってみた。すると――おぉ! 冷気がちゃんと2階の端まで届くではないか! まぁ、確かにまだまだ1,2階の温度差はあるが、なんとか我慢できるレベルには改善された。

というわけで、どうやら「エアコン1台」生活は、1年通して可能であることが証明された。ふぅ。これで、もう壁に穴を開けずに済むぜ。

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