マイナンバー保険証解除のメリットって何なのかAIに訊いてみた

 なぜかわからないが、最近、マイナ保険証解除の記事がポツポツと届くようになった。うーん。前々から不思議に思っていたのだけど、これ、解除して何がメリットがあるんだろうか。それがまったくわからない。

マイナンバー保険証に反対する人々をAIに描いてもらったらこんなのができた。


こういうときこそ、AIだ。ということで、ChatGPTに訊いてみた。



マイナンバー保険証を解除する人がいるようです。マイナンバー保険証の解除は、セキュリティなどのリスクは変わらず、単に不便になるだけでは?


マイナンバー保険証の解除を検討する人がいる背景には、セキュリティやプライバシーへの懸念が主な理由として挙げられます。ただし、解除することでセキュリティリスクが低減するわけではなく、不便になる側面があるのも事実です。


解除による影響とリスクの実態

1. セキュリティリスクは大きく変わらない  

   マイナンバー保険証を利用していなくても、マイナンバー自体は引き続き管理されており、情報漏洩のリスクが完全になくなるわけではありません。重要なのは、情報の管理や利用が適切に行われているかどうかです。


2. 手続きが複雑化する可能性

   マイナンバー保険証を解除すると、従来の健康保険証に戻りますが、その管理や更新手続きが必要になります。また、医療機関での受付が煩雑になる可能性があり、マイナンバー保険証の持つ利便性(オンライン資格確認など)を失う点がデメリットです。


3. 他のサービスでの利用機会を制限  

   マイナンバーカードは保険証以外にも、行政手続きのオンライン化やデジタルサービスで広く活用される設計です。解除することで、将来的な利便性を失う可能性があります。


解除を選ぶ理由

一方で、以下のような理由で解除を選ぶ人もいます:

  • プライバシーへの懸念:デジタル化に対する不安から、個人情報をオンラインで管理されることを避けたいと考える。
  • システムへの信頼不足:政府や運用機関に対する信頼の欠如。
  • セキュリティ事件への反応:過去の情報漏洩事例を受けて、自身の情報を守りたいと考える。


バランスを取る選択肢

解除を検討する人にとって重要なのは、利便性とリスクをバランスよく評価することです。たとえば:

  • マイナンバー保険証を使いつつ、必要なセキュリティ対策を自分で確認する。
  • 個人情報の取り扱いについて透明性が確保されているか注視する。

解除が必ずしも問題解決に直結するわけではないため、情報を十分に収集した上で判断することが重要です。



うむ。なんとなくそれっぽい答えになったが、よく見ると、解除の理由はどれも「解除してもしなくてもたいして変化がない」ことばかりだ。これ、本当に解除の理由としてあげるものなんだろうか。もうちょっと解除したときのメリットとかないのか?



解除を選ぶ理由として、「プライバシーへの懸念」「システムへの信頼不足」「セキュリティ事件への反応」と挙げていますが、これらは解除してもしなくともリスクの変わらないものでは? 解除することで明らかにメリットになることは何ですか?


ご指摘の通り、「プライバシーへの懸念」「システムへの信頼不足」「セキュリティ事件への反応」といった理由は、実際にはマイナンバー保険証を解除しても根本的なリスクを解消するわけではありません。以下に、それらを詳しく整理し、解除による明確なメリットがあるかどうかを検討します。


解除しても変わらないリスク

1. プライバシーへの懸念 

   マイナンバー保険証を解除しても、マイナンバーそのものの管理や運用は国の仕組みの中で継続されます。単に保険証機能を使わなくするだけであり、データの存在そのものは変わりません。


2. システムへの信頼不足  

   信頼不足を理由に解除する場合、利用しないことで自分のデータが「より安全になる」という直接的な保証はありません。むしろ、他の手段での情報管理(紙ベースの保険証など)が逆に紛失や悪用のリスクを伴う場合もあります。


3. セキュリティ事件への反応 

   情報漏洩事件などを理由に解除する場合も、マイナンバーそのものがシステムに登録され続ける以上、情報漏洩のリスクは完全にはなくなりません。特に大規模な漏洩事件はシステム全体の問題であり、個別の利用停止で解決できる範囲を超えています。


解除による明確なメリット

以下のようなケースに限定される場合があります:


1. 心理的安心感 

   技術的・実務的にはリスクが変わらなくても、「自分は使っていない」という意識によって安心感を得られる人がいます。この点は、客観的なメリットというよりも主観的な利得です。


2. 万が一の利用制限  

   仮に保険証の利用に関連する新たな問題(例えば、システム不具合や認証トラブル)が発生した場合、その影響を受けずに済む可能性はあります。ただし、これも現時点では予測の範囲内です。


3. オフライン主体のライフスタイルとの適合 

   デジタル管理を避け、従来型のオフライン手続きや生活スタイルを徹底する人にとって、システムに依存しない選択が理にかなう場合があります。この場合、利便性の低下を受け入れた上で、ライフスタイルの一貫性を維持するというメリットが考えられます。


解除のメリットが乏しい理由

全体として、マイナンバー保険証の解除による明確なメリットは少ないと言えます。その理由は以下の通りです:

  • 解除してもリスクの大部分は変わらない。
  • 従来の保険証の管理や手続きが煩雑になるデメリットが上回る。
  • 将来的なデジタル行政の利便性を放棄する可能性がある。

結論

マイナンバー保険証の解除は、「リスクの変化が乏しい中で利便性を失う」選択といえます。そのため、解除することで得られる明確な実務上のメリットはほとんどなく、心理的な安心感を重視するケースが大半です。むしろ、情報漏洩やシステムの信頼性に懸念がある場合は、システム全体の運用改善を求めることが本質的な解決につながると言えるでしょう。



うむ。

ChatGPT自身も、「なんで解除するやつがいるのかわからない」と薄々思ってるらしいことがわかった(苦笑)。結局、わざわざ解除する人間の解除理由としてもっとも明確なものはただ一つしかない。


心理的安心感


これだ。技術的な問題、制度上の問題、政治的な問題ではないのだ。「気分の問題」なのだな。まぁ、これなら納得できる(理解はできないが)。


生成AIを活用するようになって気づいたのだけど、生成AIがこれだけ一般的になったことによる最大の恩恵は、「世の中のコンセンサスはこうだということがわかるようになった」ということだろう。SNSなどにはまり込んでいると、自分の周りが全部同じ考えに凝り固まった人間ばかりになってしまい、「オレの周りはこうなんだが、社会全体としてはどうなんだ?」ということが見えなくなりがちだ。多くの人は、現在、ニュースメディアなどではなくSNSで情報を得るようになっている。ほとんどの人は自分がエコーチェンバーの中にいることに気が付かない

AIは、こういうとき「社会全体としてはこうなんですよ」ということを教えてくれる(もちろん、かなり偏っている部分も多分にあるが)。これは、実は非常に重要なことではないか。

AIにあれこれ聞くことで、「オレの立ち位置は社会全体の中でどのへんなんだろうか」ということがなんとなくわかる。自分がひょっとしたら世の中のその他大勢とは違うところにいるんじゃないか、と気づくことができる。これはAIを活用する一番のメリットではないだろうか。

みんな、SNSなんぞで質問する暇があったら、もっとAIに訊こうぜ。確かに間違ったことをいったり妄想を抱いたりすることもあるが、それって人間も同じだろ(いや人間のほうが激しいって)。とんでもない人間がひしめくSNSなんぞに比べたら、AIのほうがよっぽど信頼できるぜほんと。


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