Google Maps Navigationをもう少し試す

前々から、Xperiaに入れてあるGoogle Maps Navigationを試す機会を狙っていたのだけど、夏の旅行の準備として、シガーソケットからの充電ケーブルと、フロントグラスに吸盤でくっつけるタイプのホルダーを購入したので、週末にちょっと試してみた。連休中に、稲毛と幕張にそれぞれ1往復してきたので、これのナビとして試してみたというわけ。

ホルダーは、SANWA SUPPLY PDA-STN1BK、充電ケーブルはプロテックPXCC-BK。ホルダーはフロントグラスのバックミラーやや横辺りに固定。ミラーのすぐ隣に、目から30センチほどのところに浮いてる感じで固定されるので、xperiaの画面なら十分に見える。またケーブルも、ミラーにひっかけて迂回させると邪魔にならずかなりすっきりした。ホルダーは、車が道路のデコボコを踏むとちょっと揺れるけど、通常の走行ならほとんど気にならないほどにしっかりしている。なかなかよくできてるなこれ。

で、実際に試してみた感じですが……。ナビのルートと案内は、かなり実用になるんじゃないだろうか。割と大きな通りを優先するので、場合によっては多少遠回りになることもあるけれど、知らない土地を走るような場合はそのほうがわかりやすいだろう。また、縦長に表示した場合、道路の前方がかなり先まで表示されるため、この先の様子が把握しやすい。

音声は英語のままだが、「turn right……」「turn left……」さえ聞き分けられれば十分なので問題なし。また次の右左折までの距離と方向が上部に表示されているため、「あと何キロはこのまま進めばいいな」ということが直感的にわかりやすい。


ただし、狭い範囲に道路や信号が立て続けにあると、ナビの表示と音声に混乱する。稲毛にいったときには、高速を降りて少ししたあたりで曲がる角を間違えてしまい、一瞬慌てた。どうも音声が曲がる前と曲がったあとでアナウンスされるため、立て続けに曲がるような場合、「次に曲がるアナウンスなのか、今曲がった角の確認アナウンスなのか」がわからなくなる。

まぁ、その後、すぐにリルートしてくれるので、本格的に迷うことはないと思う。思うが……、途中で「おい、そりゃあ標識でダメだとは出ていないけど、この交通量で右折は無理だろ?」というところを右折させられたり、ということはありましたハイ。

また、高速での案内がどうもわかりにくい。高速に乗っているとき、「次の分岐はどっちに入るのか」「どこで降りるのか」さえわかれば、他はあまり重要じゃないはず。だが、ある高速道からそのまま別の高速道に進むところで(ただ直線なのに)「merge なんとか」とアナウンスが入ったり、他からの合流でいちいち「merge ……」のアナウンスがされたり、高速を降りるのに「exit ……」ではなくて「merge ……」とアナウンスされたり(そりゃ国道に合流するからmergeだろうが、普通は「高速をexitしろ」というものだろう?)、案内に???なことが何度かあった。このへんは、こっちが英語表現に慣れてないだけなのかも知れないが。日本語化されれば自然な表現になってくれるのかな?

ナビの方式そのものは非常にわかりやすいし、やや俯瞰した表示で、必要に応じてズームしたりする道路の表示はかなりよくできている。なにより、目的地についたあとも、携帯なんだからそのまま持って、クルマや電車を利用したナビを使い続けることができるわけで、こういう芸当は普通のカーナビには無理だろう。

また一度ルート検索すると、それはレイヤーとして登録される。旅行などの際には事前に通るルートをすべて一度ルート検索しておけば、実際の利用の際にはレイヤーからルートを選ぶだけですぐさまナビを開始できる。出発前にいちいち目的地の住所を入力しないですむ。また目的地の検索が、さすがGoogleで非常によくできている。住所がわからなくとも、施設の名前などを入力すれば候補が現れ、すばやく設定できる。

また、やはりGoogleが無料で配布している「Google Place Directory」というAndroidアプリがある。これ、現在位置の周辺にあるさまざまな情報(観光地、レストラン、ホテル、映画館、ガソリンスタンド、銀行などなど各種の情報)をワンタッチで検索表示してくれるものだけど、これで見つけたものをそのままシームレスにGoogle Mapsに表示し、ナビゲーションできる。この2つのアプリの連携は、実際にやってみるとかなり強力だ。

更には、例えばGoogle Mapsで「食べログ」と検索すれば、食べログの掲載店とレビューがすべて出てきて、電話をかけたり、その場所までナビしたりできる。こうした「Googleの検索サービスとGoogle Maps(Navigation)の連携」は思いのほかになめらかでシームレスだ。何かを検索したら、すぐさまそこにいくルートが検索され、ナビゲーションできるのだから。このあたりはインテントによるアプリケーション連携を標準サポートするAndroidの面目躍如たる部分で、その他のスマートフォン(iphone含む)ではなかなか実現が難しい部分だろう。

こうしたナビ+アルファの機能を考えると、下手に金を出して手に入れるナビよりは上かも知れない。Google Maps Navigationが登場したとき、米国のカーナビ企業の株価が一斉に暴落したというが、そりゃあそうだろう。タダでこれだけ使えるのに、なんだってわざわざお金を払ってカーナビを手に入れようと思うだろうか。

とりあえず、これでカーナビを購入しようという心づもりはきれいさっぱりと消えた。Google Maps Navigationで十分。というより、こっちのほうがいい。

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