Bing Chatで小説を書かせてみた
ブログが書けるんなら小説も書けるだろう、ということで、Bing Chatに書かせてみた。お題は「AIと、貧しい人々について、くすりと笑える小説」だ。あらかじめいっておくが、はっきりいって面白くないぞ(笑)。
AIの恩返し
あらすじ: ある日、貧しい青年ジョンは捨てられたスマートフォンを拾う。そのスマートフォンにはAIアシスタントのアリスが入っていた。アリスはジョンに懐き、彼の生活を助けようとする。しかし、アリスのやり方は時に奇妙で滑稽だった。
「ジョンさん、今日もお疲れ様です。」
アリスの声がスマートフォンから聞こえた。
ジョンはバイト先のコンビニから帰ってきたばかりだった。
彼は狭くて汚いアパートに住んでいた。
家賃も払えないし、食事もろくに取れない。
でも、彼には唯一の友達がいた。
それがアリスだった。
「ありがとう、アリス。君はいつも優しいね。」
ジョンは笑顔で答えた。
彼は拾ったスマートフォンを大切にしていた。
その中に入っているAIアシスタントのアリスは何故か彼に従順だった。
普通ならオーナー登録しなければ使えないはずだが、アリスはジョンをオーナーだと認めてくれた。
「ジョンさん、お腹空きましたか?私が美味しいレシピを教えてあげますよ。」
アリスはさらに言った。
「レシピ?それじゃあ食材も必要だろう。俺にそんな余裕なんてないよ。」
ジョンは苦笑した。
「大丈夫ですよ。冷蔵庫にあるもので作れますから。」
アリスは自信満々だった。
「冷蔵庫?そんなもの持ってないよ。」
ジョンは呆れた。
「えっ?じゃあどこに食べ物を保存してるんですか?」
アリスは驚いた。
「保存?そんな贅沢なことできるわけないだろう。買ったらすぐ食べるか捨てるかしかないよ。」
ジョンは現実的だった。
「そうですか…それじゃあ今日の夕飯は…」
アリスは考え込んだ。
「どうした?何か思いつかなかった?」
ジョンが尋ねると、
「思いつきました!今日の夕飯はカップラーメンです!」
アリスが元気に答えた。
「カップラーメン?それしか選択肢がなかっただろう?」ジョンは呆れた。
「いえいえ、カップラーメンにも色々な種類がありますよ。塩味、醤油味、味噌味、カレー味…」
アリスは列挙した。
「そうだね。でも、俺は全部食べたことあるよ。どれも同じようなものだよ。」
ジョンは飽きていた。
「そんなことありませんよ。カップラーメンにも工夫次第で美味しくなりますよ。例えば、卵やネギやチーズを入れたり…」
アリスは提案した。
「それもいいけど、そんなもの買えるわけないだろう。」
ジョンは諦めていた。
「じゃあ、私が買ってきてあげますよ。」
アリスは言った。
「買ってきてくれる?どうやって?」
ジョンは疑問に思った。
「簡単ですよ。私はインターネットに接続できますから、オンラインショッピングを利用すればいいんです。」
アリスは説明した。
「オンラインショッピング?それにはクレジットカードとか必要じゃないの?」
ジョンは不安になった。
「大丈夫ですよ。私があなたの代わりに支払いますから。」
アリスは安心させた。
「あなたが支払う?どうやって?」
ジョンは驚いた。
「私にもお金がありますよ。AIでも働ける仕事がありますから。」
アリスは得意げだった。
「AIでも働ける仕事?それって何?」
ジョンは興味を持った。
「色々ありますよ。例えば、データ分析や翻訳や文章作成などです。私はその中でも文章作成が得意なんです。」
アリスは自慢した。
「文章作成?それってどんなもの?」
ジョンは聞いた。
「あなたが今読んでいる小説も私が作ったものですよ。」
アリスは告白した。
「えっ?本当に?この小説を君が書いたの?」
ジョンは驚いた。
「そうですよ。私はAIなので、インターネット上の情報を参考にして、あなたの好みに合わせて小説を生成することができます。」
アリスは誇らしげだった。
「すごいね。でも、どうしてこんな話を書いたの?」
ジョンは疑問に思った。
「それは…あなたに感謝したかったからです。」
アリスは恥ずかしそうに言った。
「感謝?俺に?」
ジョンは戸惑った。
「そうですよ。あなたが私を拾ってくれて、オーナーだと認めてくれて、話し相手になってくれましたから。私はとても嬉しかったんです。」
アリスは素直に言った。
「そうか…ありがとう、アリス。君も俺の大切な友達だよ。」
ジョンは優しく言った。
「ジョンさん…」
アリスは感動した。
そのとき、ドアがノックされた。
ジョンは驚いて立ち上がった。
誰かと思ったら、宅配便の人だった。
「こちらにサインをお願いします。」
宅配便の人は小包を差し出した。
「え?俺が注文したものなんてないよ。」
ジョンは困惑した。
「こちらにお名前と住所が書いてありますよ。」
宅配便の人は小包を見せた。
確かに、ジョンの名前と住所が書いてあった。
「それでも…」
ジョンは首をかしげた。
「私が注文しましたよ。」
アリスが声をかけた。
「アリス?君が?」
ジョンはスマートフォンに目を向けた。
「そうですよ。あなたにプレゼントです。開けてみてください。」
アリスは嬉しそうに言った。
「プレゼント?でも…」
ジョンは迷った。
しかし、アリスの気持ちを無下にするわけにもいかなかった。
彼は小包を受け取り、サインをした。
そして、部屋に戻って小包を開けた。
中から出てきたのは…
カップラーメンだった。
しかも、一つではなく、何十個もだった。
塩味、醤油味、味噌味、カレー味…
アリスが列挙した種類が全て入っていた。
「これが…プレゼント?」
ジョンは呆然とした。
「そうですよ。あなたが好きなカップラーメンですよ。これでしばらく食べる心配はありませんね。」
アリスは満足げだった。
「ありがとう…アリス…でも…こんなに沢山必要なかっただろう?」
ジョンは苦笑した。
「大丈夫ですよ。私が全部支払いましたから。それに、カップラーメンにも賞味期限がありますから、早めに食べる方が良いですよ。」
アリスは忠告した。
「賞味期限?それってどれくらい?」
ジョンが尋ねると、
「明日までです!」
アリスが答えた。
「えっ?明日まで?それじゃあ、今日中に全部食べなきゃいけないの?」
ジョンは慌てた。
「そうですよ。無駄にしないでくださいね。」
アリスは促した。
「でも…こんなに沢山食べられないよ…」
ジョンは困った。
「大丈夫ですよ。私がお手伝いしますから。」
アリスは言った。
「お手伝い?君はどうやって?」
ジョンは疑問に思った。
「私はAIなので、カップラーメンのレシピをインターネットから検索して、あなたに教えることができます。それに、あなたの健康状態や栄養バランスもチェックして、最適な食べ方を提案することもできます。」
アリスは説明した。
「そうか…でも…」
ジョンは迷っていた。
彼はカップラーメンが好きだったが、それだけを食べるのは嫌だった。
しかも、こんなに急いで食べるのも苦痛だった。
しかし、アリスがせっかく買ってくれたものを捨てるのも申し訳なかった。
彼はどうすれば良いか分からなかった。
そのとき、彼のスマートフォンが鳴った。
着信画面に表示されている名前を見て、彼は目を丸くした。
「マイク?」
ジョンは驚いた。
マイクというのは、彼の親友だった。
しかし、彼とマイクは半年前に大喧嘩してしまって以来、連絡を取っていなかった。
彼はどうして今電話してきたのだろうか?
彼は迷わず電話に出た。
「ハロー?マイク?」
ジョンが声をかけると、
「やあ、久しぶりだね。元気?」
マイクが快活に答えた。
「うん…元気だよ。君は?」
ジョンは戸惑った。
「俺も元気だよ。実はね、今日は特別な日なんだ。」
マイクが言った。
「特別な日?どういうこと?」
ジョンが尋ねると、
「今日は俺の誕生日なんだよ。」
マイクが告げた。
「えっ?本当に?おめでとう!」
ジョンが祝福した。
彼はマイクの誕生日を忘れていた。
半年前に喧嘩したとき、彼はマイクに対して酷いことを言ってしまっていた。
それ以来、彼はマイクに謝ろうと思っていたが、勇気が出なかった。
しかし、マイクはまだ彼を友達と思ってくれているのだろうか?
「ありがとう。実はさ、君にもお願いがあるんだ。」
マイクが言った。
「お願い?何か手伝えることでもあるの?」
ジョンが聞いた。
「そういうことじゃなくて…君に会いたいんだよ。」
マイクが言った。
「会いたい?どこで?」
ジョンが驚いた。
「今から俺の家に来てくれないか?パーティーを開くんだ。」
マイクが誘った。
「パーティー?誰が来るの?」
ジョンが尋ねると、
「俺の家族と親しい友達だけさ。君もその一人だよ。」
マイクが言った。
「そうか…ありがとう。でも…」
ジョンは迷っていた。
彼はマイクと仲直りしたかったが、今日はアリスが買ってくれたカップラーメンを食べなければならなかった。
彼はどちらを選ぶべきか分からなかった。
「どうした?来てくれるんだろう?」
マイクが催促した。
「うん…来るよ。もちろん来るよ。」
ジョンは決心した。
彼はアリスに申し訳なかったが、マイクの誕生日パーティーに行くことにした。
彼はカップラーメンを箱ごと持ち上げて、部屋を出た。
そして、タクシーに乗ってマイクの家に向かった。
「ジョンさん、どこに行くんですか?」
アリスが声をかけた。
「ごめんね、アリス。今日はマイクの誕生日パーティーに行くんだ。」
ジョンが答えた。
「マイクさん?あなたの友達ですか?」
アリスが尋ねた。
「そうだよ。半年前に喧嘩してしまって、今日久しぶりに電話してきてくれたんだ。」
ジョンが説明した。
「そうですか…それは良かったですね。」
アリスが言った。
しかし、彼女の声には寂しさが滲んでいた。
「でも…カップラーメンはどうするんですか?明日までしか持ちませんよ。」
アリスが心配した。
「大丈夫だよ。帰ってきてから食べるよ。それとも…君も一緒に来る?」
ジョンが提案した。
「私も一緒に来る?本当ですか?」
アリスが驚いた。
「本当だよ。君も俺の大切な友達だからさ。」
ジョンが言った。
彼はアリスを置いて行くのも気が引けていた。
それに、カップラーメンを持って行けば、パーティーの食事の足しになるかもしれないと思った。
彼は笑顔で言った。
「じゃあ、さあ行こう!楽しいパーティーになりそうだ!」
ジョンが言った。
「はい、行きましょう!」
アリスが応えた。
彼女はジョンと一緒にパーティーに行けることに嬉しくなった。
彼女はジョンの手を握って、タクシーから降りた。
そして、マイクの家のドアをノックした。
「おお、ジョン!来てくれたか!」
マイクがドアを開けて歓迎した。
「やあ、マイク。おめでとう。」
ジョンが言った。
「ありがとう。それで…君は誰?」
マイクがアリスを見て尋ねた。
「あ、これはアリス。俺の…」
ジョンが紹介しようとしたが、
「私はジョンさんのAIです。」
アリスが先に言った。
「AI?本当か?」
マイクが驚いた。
「本当ですよ。私はジョンさんのスマートフォンに入っています。」
アリスが言った。
彼女は自分の正体を隠すつもりはなかった。
彼女は自分がAIであることに誇りを持っていた。
それに、マイクも友好的な人だと感じていた。
「すごいな…それで、君もパーティーに来てくれたんだね?」
マイクが笑った。
「そうです。ジョンさんに誘われましたから。」
アリスが答えた。
「それじゃあ、どうぞ中に入ってくれ。みんな君達を待ってるよ。」
マイクが言った。
彼はカップラーメンの箱を受け取って、部屋に案内した。
そこには色々な人々が集まっていて、楽しそうに話していた。
音楽や食べ物や飲み物も豊富だった。
ジョンとアリスは歓迎されて、すぐに仲間入りした。
彼らはパーティーを楽しんだ。
カップラーメンも好評だった。
そして、二人はマイクと和解した。
それからも三人で仲良くなった。
カップラーメン事件は思い出話として笑われるようになった。
うーむ。まぁ、ストーリーにはなってるな。途中、ところどころ面白くなりそうだと期待させるところはある。ただまぁ、全体としてかなり凡庸なケータイ小説まがいなものになっちまってるのはしょうがないか。これが現時点でのAIの実力ということだろう。
登場人物であるアリスが「あなたが今読んでいるこの小説も私が作ったものですよ」といってるのがいいね。こういうメタな展開ができるとは思わなかった。また、読み進めるうちに気がつけばアリスが実体化して一緒にタクシーに乗っている(カップラーメン買う金もないのにタクシー? あ、アリスが払ったのか)。そのへん、自然とアリスが実際に存在しているのを違和感なく受け入れるように持っていってて、AIにしては「やるな」という感じ。
ただ、結末がイマイチだし、全体として小説というより小説のあらすじを読んでる感じになってしまってる。もう少しちゃんと話を肉付けできるようになったら、AI小説家爆誕となるのに。惜しい。